內容簡介
內容簡介 そうだったのか!ムダの先にある豊穣の世界コロナ禍では「不要不急」がひとつのキーワードとなった。また「コスパ」「タイパ」、そんな考え方が日常を侵食している。しかし、要不要とはいったい何だろう。身のまわりのすべてのことを、「役に立つかどうか」「効率がいいかどうか」「払った対価に見合っているかどうか」、そんなモノサシで測ってよいものだろうか。その価値観で捨てた「ムダ」なもの、それは本当に「ムダ」なのか?誰にとって?何にとって?そもそも「ムダ」で何が悪いのか?「ハチドリのひとしずく」を日本に紹介した著者が「ムダ」を切り口に、暮らし、労働、経済、テクノロジー、人間関係などについて思索する。 暮らし、労働、経済、環境、ハイテク、遊び、教育、人間関係……「役に立つ」のモノサシに固められた現代人の脳ミソに頂門の一針!
作者介紹
作者介紹 辻信一1952年、東京に生まれる。文化人類学者。N G O「ナマケモノ倶楽部」代表。1977年北米に渡り、カナダ、アメリカの諸大学で哲学・文化人類学を専攻、1988年米国コーネル大学で文化人類学博士号を取得。1992年より2020年まで明治学院大学国際学部教員として「文化とエコロジー」などの講座を担当。またアクティビストとして、「スローライフ」、「ハチドリのひとしずく」、「キャンドルナイト」、「しあわせの経済」などの社会ムーブメントの先頭に立つ。著書に『スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社ライブラリー)、『「ゆっくり」でいいんだよ』(ちくまプリマー新書)、『「しないこと」リストのすすめ』(ポプラ新書)など、共著に『降りる思想』『弱さの思想』『「雑」の思想』『あいだの思想』 (以上、大月書店)などがある。