越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年 講談社選書メチエ 776 | 誠品線上

越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年 講談社選書メチエ 776

作者 菊池秀明/著;
出版社 日本出版販売株式会社
商品描述 越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年 講談社選書メチエ 776:,香港の民主化運動への禁圧、台湾への軍事的圧力――。現在の中国が見せる、特に南部への強硬な姿勢

內容簡介

內容簡介 香港の民主化運動への禁圧、台湾への軍事的圧力――。現在の中国が見せる、特に南部への強硬な姿勢には、どのような歴史的背景があるのだろうか。中国史のフロンティア=華南地方の周辺民族と移民活動に焦点を当て、南から中国史を見直す。中国の歴史は従来、黄河流域に展開した古代王朝の興亡史や、騎馬遊牧民が打ち立てた大帝国など、「北から動く」ものとして捉えられてきた。しかし、清代末期、広州などの港町を窓口とした近代ヨーロッパとの出会いをきっかけに、新しい時代が始まる。洪秀全の太平天国、孫文の辛亥革命など、社会変革の大きな動きは南から起こり、中国史上初めて「南からの風が吹いた」のである。その「風」を起こしたのは、漢民族にヤオ族・チワン族やミャオ族、さらに客家など様々な人々が移動と定住を繰り返す「越境のエネルギー」だった。世界のチャイナタウンではなぜ広東語が話され、福建省出身者が多いのか。周辺民族は、漢民族のもたらす「文明」にどのように抵抗し、あるいは同化したのか。辺境でこそ過剰になる科挙への情熱や、キリスト教や儒教と軋轢を起こす秘密結社、漢民族から日本人そして国民党と、波状的な支配を受ける台湾原住民など、中国社会の多様性と流動性を史料と現地調査から明らかにし、そこで懸命に生きてきた人々の姿を見つめる。目次序章 中国史のフロンティア=華南第一章 動き出した人々――福建・広東の移民活動第二章 越境する漢人移民――広西と台湾への入植第三章 辺境の科挙熱――中国文明と向き合う第四章 周辺民族の抵抗と漢文化――流入する移民と秘密結社第五章 太平天国を生んだ村で――移民社会のリーダーたち第六章 械闘と動乱の時代――つくり直される境界終章 越境してやまない人々――海外移住と新たな統合あとがき参考文献索引 中国史のフロンティア=華南のパワーは、人々の越境のエネルギーが生み出した。太平天国、辛亥革命に至る清代中国社会を南から見る。

作者介紹

作者介紹 菊池秀明1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。東京大学大学院修了。文学博士。中部大学国際関係学部講師・助教授を経て、現在、国際基督教大学教授。主な著書に『中国の歴史・第10巻 ラストエンペラーと近代中国』(講談社)、『広西移民社会と太平天国』(風響社)、『太平天国にみる異文化受容』(山川出版社)、『清代中国南部の社会変容と太平天国』『金田から南京へ─―太平天国初期史研究』『北伐と西征─―太平天国前期史研究』(汲古書院)、『太平天国─―皇帝なき中国の挫折』(岩波新書)など。

商品規格

書名 / 越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年 講談社選書メチエ 776
作者 / 菊池秀明 著;
簡介 / 越境の中国史 南からみた衝突と融合の三〇〇年 講談社選書メチエ 776:,香港の民主化運動への禁圧、台湾への軍事的圧力――。現在の中国が見せる、特に南部への強硬な姿勢
出版社 / 日本出版販売株式会社
ISBN13 / 9784065302750
ISBN10 /
EAN / 9784065302750
誠品26碼 /
裝訂 / P:平裝
頁數 / 269
語言 / 4:日文
級別 / N:無
尺寸 / 19.0X13.1X1.8CM

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