內容簡介
內容簡介 ソレマイニ司令官暗殺・イランの報復・ウクライナ機の撃墜混迷を極める中東危機を読み解く!米国とイランは1980年に断交して以来、40年にわたって対立を続けてきた。トランプ大統領の登場で、その対立は激しさを増し、2020年1月3日のソレイマニ司令官殺害でピークに達した。その後も米国の圧力は続き、イランの抵抗も続いている。危機は去っておらず、両国の対立が軍事衝突に発展する可能性は高い。なぜ米国とイランはここまで憎しみあい、敵対するのか? 両国の抗争の歴史を振り返り、イランが生存をかけた危険な勝負に出ている危機の実態に迫る! プロローグ第1章 米・イラン相互不信の歴史イラン対米不信の根─CIAのクーデター事件 反政府派の急先鋒ホメイニ師の台頭 イラン革命と「米国大使館占拠人質事件」 イランによる「革命の輸出」と対米テロ イラン・イラク戦争が決定づけたイランの軍事戦略 負の経験を積み重ねた米・イラン関係 ブッシュのイラク戦争で影響力強めたイラン スンニ派の国からシーア派の国へ 深刻化するイラン核開発問題 第2章 オバマ「核合意」の失敗イランとの対話を進め、イスラエルに圧力 頓挫した「オバマ提案」 対イラン経済制裁を強化したオバマ政権 二〇一一年七月までにイスラエルがイランを空爆? 米・イスラエルが仕掛けた「サイバー攻撃」 イラン核開発進展と欧米による制裁の強化 ロウハニ新大統領の登場で再開された核交渉 相互不信を乗り越えて辿り着いた核合意 動揺するサウジと激化する中東パワーゲーム シリア内戦を通じて勢力を拡大させるイラン トランプ政権が目論むイラン包囲網の構築 第3章 トランプ政権の対イラン戦略トランプの『国家安全保障戦略』 優先課題は「現状変更勢力」への対応 強硬姿勢一辺倒の対イラン戦略 トランプの「最後通告」 トランプを支える反イラン最強硬派 トランプ大統領の核合意破棄宣言 イランを徹底的に締め上げる 国家主権を無視した「一二カ条要求」 高まるイランとイスラエルの軍事衝突リスク ポンペオ国務長官が発表した「トランプ・ドクトリン」 第4章 限界近づくイランの「戦略的忍耐」ロウハニ政権は米国抜きの核合意維持を目指した 不満を募らせるイランの指導部 核合意維持で結束固めるEUとイラン トランプ政権支えるネオコン・ネットワーク 動き出したイラン「革命防衛隊」 イランの対外戦略と軍事能力 「外国勢力によるテロ」に激怒するイラン 伝統的なイランの「前線防衛」構想 第5章 イランを締め上げるトランプ米軍「シリア撤退」を表明したトランプ大統領 トランプ大統領の突然の決断の背景 「条件付き撤退」へ方向転換 「中東戦略同盟」構築に奔走するポンペオ国務長官 ペンス副大統領の反イラン演説 深まる大西洋同盟の亀裂 イランを締めつける米主導の経済制裁 隣国との関係強化で生き残りを図るイラン イラン革命防衛隊を「テロ組織」に指定 第6章 イランの「最大限の抵抗」戦略「戦略的忍耐」政策をやめたイラン 二〇一九年五月のペルシャ湾危機 安倍首相の訪問後、再び高まった米・イラン間の緊張 イランの「最大限の抵抗」に苦しめられるトランプ 核合意の枠内で「抵抗」を続けるイラン タンカー護衛有志連合の発足 オバマ政権時代の国防長官が語るイランの脅威 戦争に巻き込まれたくない─中東諸国の新たな動き エスカレートする革命防衛隊の挑発 より大胆な行動をとるイラン強硬派 ペンタゴン元イラン分析官の戦争シナリオ 軍事衝突は瞬く間に地域紛争に拡大 少しずつ増える有志連合の参加国 激化する