內容簡介
內容簡介 ドイツ初の女性首相として2005年から16年にわたり政権を握ったアンゲラ・メルケル。旧東独出身の物理学者らしく、派手なパフォーマンスはほとんどせず、事実に即した淡々とした言動が特徴的だった。本書は、彼女の幾多の演説の中から特に印象的な3編を、旧東独の老舗出版社編集長が厳選した選集である。日本版には豊富な訳注と解説を追加し、演説を通じて、激動の世界情勢におけるメルケル政権、そして統一ドイツの在り方を振り返る。***アンゲラ・メルケル(Angela Dorothea Merkel)ドイツ第8代連邦首相(2005~2021年)。1954年、旧西ドイツ・ハンブルクで福音主義教会牧師の父と英語教師の母との間に生まれ、生後間もなく旧東ドイツに移住し、ブランデンブルク州テンプリーンで育つ。ライプツィヒ大学で物理学を学んだ後、ベルリンの科学アカデミーに勤務。1986年、博士号を取得。1989年のベルリンの壁崩壊を受けて政治の世界に足を踏み入れ、ドイツ統一直後の1990年12月の連邦議会選挙でキリスト教民主同盟(CDU)から出馬し当選。コール政権で女性・青少年相、環境・自然保護・原発保全相を歴任した後、2000年にCDU代表に就任。2005年、女性としてはドイツ初の連邦首相就任を果たす。その後、ユーロ危機、紛争難民受け入れ、COVID-19流行など数々の難局に対応しながら4期16年にわたる長期政権を維持し、2021年12月に退任、政界からも引退した。 ドイツ初の女性首相アンゲラ・メルケルによる印象的な演説を旧東独の老舗出版社が厳選した選集。統一ドイツの在り方を振り返る。
作者介紹
作者介紹 藤田 香織藤田香織(ふじた・かおり)大阪外国語大学外国語学部日本語学科学士課程修了、大阪外国語大学大学院言語文化研究科日本語学専攻(日本語教育)修了。1998年4月よりドイツ、デュッセルドルフ大学現代日本研究科日本語専任講師。木戸 衛一木戸衛一(きど・えいいち)1957年、千葉県柏市生まれ。東京外国語大学卒業、一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程単位取得退学、ベルリン自由大学博士。大阪大学大学院国際公共政策研究科教授。ライプツィヒ大学・ボーフム大学客員教授を歴任。日本平和学会理事。ドイツ現代政治・平和研究専攻。著書に『平和研究入門』(編著、大阪大学出版会、2014年)、『変容するドイツ政治社会と左翼党』(耕文社、2015年)、『核と放射線の現代史』(共編著、昭和堂、2021年)など。